EYES WIDE SHUT
EYES WIDE SHUTを買った。中古で。前にレンタルで借りて観たことがあったのだけど、380円とかいうあほみたいな安さにつられて買ってしまった。
それを2,3日前に観たのだけど、同じ映画でも二度観ると新たな発見があるものだ。
この映画は大雑把に言ってしまえば、主人公ビル(トム・クルーズ)が妻であるアリス(ニコール・キッドマン)*1を裏切って浮気しそうになるんだけど結局しないというストーリーなのだけど、その間にやたらエロチックな謎の儀式*2があったりして、かなり怪しげな雰囲気を漂わせている。
で、その怪しい儀式とは別にビルの浮気相手になりかける女の子がいるのだけど、路上でビルをひっかけるその女の子はルームメイトが留守にしているアパートにビルを連れ込む。女の子はビルに150ドルでセックスしようとビルに持ちかけ、ビルも一度は同意するのだけど、ビルは結局キスしただけで帰ってしまう。
そんな女の子の部屋の棚の上に置いてある本のタイトルが映る。その本のタイトルは"Introducing Sociology"。入門社会学と訳したらいいのだろうか。男を家に連れて売春を持ちかける女の子はきっと高等教育を受けているのだろう。自分はそこに妙な生々しさを感じてしまった。
改めて観ると、キューブリックの芸の細かさに驚かされるばかりな二時間半だった。
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*1:ちなみにトム・クルーズとニコール・キッドマンはこの映画撮影時実際に夫婦だった
*2:おそらくこのシーンの存在故にR18指定